就労継続支援B型は未経験でも支援できる? 動画110本カリキュラムと独自資格の仕組み

2026.07.01

「保護犬・保護猫×就労継続支援B型のフランチャイズを始めてみたいけれど、福祉も動物も専門ではない自分に、利用者さんの支援がきちんとできるだろうか」——未経験から開業を考えるとき、いちばんの不安は「どんな仕事を用意し、どう支援するのか」ではないでしょうか。この記事では、就労継続支援B型における「仕事」と「支援」の考え方を整理したうえで、保護犬・保護猫×就労継続支援B型のフランチャイズ「ONEPET」が用意する動画110本のカリキュラムと独自資格の仕組みを、未経験オーナーの視点から解説します。

就労継続支援B型の「仕事」が事業の核になる理由

就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに、障がいや難病のある方が自分のペースで働く場です。利用者さんは生産活動(仕事)に取り組み、その対価として工賃を受け取ります。つまり「どんな仕事を用意できるか」は、利用者さんのやりがいだけでなく、工賃の水準、さらには事業所の評価そのものに直結します。

近年は国も、工賃向上に取り組む事業所を高く評価し、取り組まない事業所への評価を厳しくする方向にあります。報酬は「基本報酬+各種加算」で決まり、平均工賃月額の区分が基本報酬に影響する仕組みです(詳しくは報酬の仕組みを解説した記事をご覧ください)。だからこそ、利用者さんが意欲的に取り組める仕事と、その仕事を通じてスキルを伸ばす仕組みを持っているかどうかが、事業の安定を左右します。

落とし穴:単純作業の繰り返しだけだと、利用者さんの定着率も工賃も伸び悩みがちです。「来てもらうきっかけ」と「続けたくなる仕事」を設計できるかが、開業後の分かれ道になります。

未経験オーナーがぶつかる「支援ノウハウ」の壁

福祉や動物の経験がないオーナーが最初に直面するのが、「利用者さんに何をどう教えればいいのか」という支援ノウハウの壁です。仕事の内容は決められても、その仕事を段階的に・安全に・本人の成長につながる形で支援する手順がなければ、現場は回りません。

ここをオーナーや現場職員の経験頼みにしてしまうと、事業所ごとに支援の質がばらつき、利用者さんの満足度にも差が出ます。フランチャイズを選ぶ大きな意味は、この支援ノウハウが体系化されているかという点にあります。

保護猫とふれあいながら利用者が取り組む仕事のイメージ

ONEPETで利用者が取り組む仕事(生産活動)

ONEPETは「保護犬・保護猫の課題」と「障がいのある方の就労の課題」を同時に解決するモデルです。利用者さんが取り組む仕事は、保護された犬や猫が新しい家族と出会うまでの一連の流れに沿って用意されています。

引き取り・日々のお世話 保護された犬・猫を迎え、食事・清掃・健康観察など毎日のケアを行います。命と向き合う、責任とやりがいのある仕事です。
トリミング シャンプー・ブラッシング・カットなど、犬・猫を清潔で健康に保つケア。手先の作業が中心で、上達が目に見えてわかります。
トレーニング 基本的なしつけやコマンド、生活面のケアを通じて、犬が新しい家庭で暮らしやすくなるよう支援します。
マッチング(里親探し) ペットカフェ形式のマッチングサロンで、来店した方と犬・猫をつなぎます。接客やコミュニケーションの力が育ちます。
オリジナルグッズ・フードづくり ペット用のグッズやフードを製作・販売。ものづくりや軽作業、販売まで幅広い役割があります。

このように複数の工程があるため、利用者さん一人ひとりの特性や「好き」に合わせて役割を選べるのが特徴です。動物が好きという気持ちが「家から一歩出るきっかけ」になり、長く通い続けられる場になります。

ポイント:事業の出発点は「ペットありき」ではなく、まず利用者さんが取り組む仕事があり、その仕事を通じてスキルと成長を後押しする、という順番で設計されています。

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動画110本の独自カリキュラムでスキルを積み上げる

「仕事はあっても、それを未経験のオーナーや職員がどう教えるのか」——その答えが、ONEPETが自社開発した動画カリキュラム(計110本)です。基礎から専門技術まで順を追って学べるよう体系化されており、職員はもちろん、利用者さんのスキル習得にも活用します。

トリミングコース(全56本)

犬・猫の扱い方(オス・メス・幼犬・高齢犬・抱き方)といった基礎から始まり、道具の使い方(各種スリッカー・コーム・シザー・クリッパー・爪切りなど)、日々のケア(ブラッシング・耳掃除・ドライング)、そして犬種別のカット(ダックス・柴・テディベア・チワワ・プードルなど)まで、段階を追って学べる構成です。

トレーナーコース(全54本)

トリーツ(ごほうび)の使い方や触り方・リードの基礎から、シット・ふせ・待て・呼び戻しといったコマンド、さらに生活面のケア(ドライヤー・歯磨き・爪切り・クレートトレーニングなど)まで、無理なくステップアップできます。

動画教材の良いところは、本人のペースで、何度でも繰り返し学べること。文字や口頭での説明が苦手な方でも、映像で手元の動きを見ながら身につけられます。これは未経験オーナーにとっても、「教える側」の負担を大きく減らしてくれる仕組みです。

コース本数主な内容
トリミングコース56本犬猫の扱い方/道具の使い方/日々のケア/犬種別カット
トレーナーコース54本基礎(トリーツ・リード)/コマンド/生活ケア
保護犬・保護猫の現場で利用者がスキルを積み上げるイメージ

「手に職」を形にする独自資格──OP認定資格とJKC

スキルを積み上げた成果を、目に見える形で残せるのもONEPETの特徴です。中心となるのは、ONEPET独自のOP認定資格(OP認定トリマー・OP認定トレーナー)。カリキュラムで学んだ技術を段階的に認定することで、利用者さんの「できた」という小さな成功体験を積み重ね、自信と次の意欲につなげます。

さらに希望する方は、JKC(ジャパンケネルクラブ)のトリマーライセンスやドッグトレーナー資格の取得を目指せるようサポートします。犬猫のトリミングやトレーニングに国家資格はなく、いずれも民間資格ですが、JKCはその中でも認知度が高い資格です。まずは独自資格で土台をつくり、希望者はさらに外部資格へ——という二段構えで、一人ひとりの「手に職」を後押しします。

ポイント:主役はあくまでONEPET独自の認定資格です。JKCは「さらに目指したい方への選択肢」という位置づけで、すべての利用者さんに資格取得を求めるものではありません。

未経験でも支援できる理由──研修・直営OJT・本部サポート

カリキュラムや資格は、それを支える本部のサポート体制があってこそ機能します。ONEPETでは、開業前から開業後まで次のような支援を用意しています。

研修 障がい福祉やB型の基礎、ONEPET独自のノウハウを学ぶ研修を実施。福祉が初めての方でも基礎から学べます。
直営事業所でのOJT 本部が直営で運営する事業所で、実際の現場を体感しながら支援の流れを習得できます。
運営サポート 開業後も臨店指導やチャット・オンラインでの相談に対応。困ったときに相談できる体制があります。

ワンライフは障がい福祉サービスを10年以上運営してきた実績をもとに、机上の理論ではなく現場の知見で伴走します。「未経験だからこそ、確立されたノウハウのあるパートナーを選ぶ」——それが失敗しない開業の近道です。開業全体の流れは開業の流れと費用の記事でも解説しています。

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カリキュラム・資格が「工賃向上」と「利用者の定着」につながる

仕事・カリキュラム・資格という一連の仕組みは、利用者さんのためであると同時に、事業の安定経営にも直結します。

工賃向上 スキルが上がるほど、より付加価値の高い仕事(トリミング・グッズ製作など)に取り組め、工賃を高めていく土台になります。これは加算の取得にもつながります。
利用者の定着 「できることが増える」「資格が取れる」という成長実感は、通い続けたいという気持ちを育てます。稼働率の安定は、そのまま収益の安定です。
一般就労への接続 手に職をつけた経験は、将来の一般就労への自信にもつながります。

FC選びでこうした支援の中身をどう見極めるかは、FC比較6つの着眼点の記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. オーナー自身にトリミングやトレーニングの経験は必要ですか?
必須ではありません。動画カリキュラムと本部研修・直営OJTで、未経験からでも支援の流れを習得できる仕組みになっています。

Q. 利用者さんは必ず資格を取る必要がありますか?
いいえ。資格取得は「目指したい方への選択肢」です。まずは日々の仕事を通じて、本人のペースでできることを増やしていくことを大切にしています。

Q. 犬や猫が苦手な利用者さんでも働けますか?
仕事には動物に直接触れる役割だけでなく、グッズ・フードづくりや軽作業など幅広い工程があります。一人ひとりの特性に合わせて役割を選べます。

まとめ

就労継続支援B型では、利用者さんが取り組む仕事(生産活動)と、その仕事を通じたスキルアップが事業の核です。ONEPETは、保護犬・保護猫に関わる複数の仕事を用意したうえで、動画110本のカリキュラムと独自資格、研修・直営OJTによって、未経験のオーナーでも質の高い支援ができる仕組みを整えています。それが利用者さんの工賃向上と定着、ひいては事業の安定につながります。具体的なカリキュラムや支援体制は、まずは資料で詳しくご確認ください。

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▶ FC開業をお考えの方へ:就労支援フランチャイズとは?開業費用・収益モデル・本部選びの完全ガイドをあわせてご覧ください。

この記事の監修者
市村 均弥(いちむら きんや)
株式会社ワンライフ 代表取締役

「障がいのカタチを変える」を掲げ、障がい福祉のフランチャイズを全国に展開。福祉と多様な産業(保護犬・保護猫、eスポーツ、農業など)を掛け合わせた事業モデルで、障がいのある方の“働く選択肢”を広げている。

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