ONEPET フランチャイズの仕事内容 工賃・5作業・収益モデルを解説

2026.07.17

「保護犬・保護猫と共に働く就労支援施設を開業したい」「ONEPETフランチャイズで、利用者がどんな仕事をするのか具体的に知りたい」——FC加盟を検討する際、仕事の中身を理解することは最重要の判断基準です。

就労継続支援B型の事業所において、利用者が行う仕事(生産活動)は工賃の源泉であり、利用者の成長・定着・地域での評価すべてに影響します。本記事ではONEPETが設計した5つの工賃作業から、動画カリキュラム110本の内訳・全国平均工賃との比較・稼働率別収益モデルまでをFC加盟者(運営者)視点で解説します。

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就労継続支援B型における「仕事」の位置づけ

ONEPETの仕事内容を理解する前提として、就労継続支援B型における「仕事」の意味を押さえましょう。

B型は非雇用型のため最低賃金保障はなく、利用者が行う生産活動(工賃作業)から得た収益が工賃の原資になります。国は工賃向上に取り組まない事業所への評価を厳格化する方向で報酬改定を続けており、「何を仕事にするか」が事業の品質と収益を左右します。全国約18,000事業所・利用者約38万人という障がい福祉サービス最大規模のカテゴリーだからこそ、差別化できる「仕事の中身」を持つ事業所が選ばれる時代です。

厚生労働省の統計によれば、全国平均工賃は令和5年度で月23,053円(平成30年度16,118円から着実に上昇)。この水準を超える仕事設計ができるかどうかが、FC加盟先を選ぶ重要な視点です。

ONEPETが提供する5つの工賃作業

ONEPETの最大の特長は、保護犬・保護猫の命を繋ぐプロセス全体を仕事にしている点です。引き取りからグッズ販売まで5工程が連動し、それぞれが工賃の原資を生みます。

ONEPET のペットカフェで保護猫と関わる利用者
① 保護犬猫の引き取り・ケア

シェルターから引き取り、健康チェック・食事・日常ケアを担当。動物に触れることが利用者のストレス緩和・情動安定にも繋がる。

② トリミング

シャンプー・カット・ブラッシング・爪切りなどを56本の動画カリキュラムに沿って実習。段階的にスキルを習得できる。

③ ドッグトレーニング

シット・ふせ・呼び戻しなど基本コマンドからトリックまで54本のカリキュラムで学ぶ。「教える仕事」が自己肯定感を育む。

④ マッチングサロン(ペットカフェ)

里親希望者と保護犬猫を引き合わせる場を運営。利用者が接客・案内・ケアを担当し、社会参加を経験する。

⑤ オリジナルグッズ・フード製作販売

ONEPETブランドのペット用品・手作りフードを製作して販売。細かい手作業が得意な利用者の強みを活かせる工程。

この5工程が連動することで、給付費に依存しすぎない複数の収益柱を持てる事業モデルが実現します。単一の作業しか提供しない一般的なB型事業所との最大の差別化ポイントです。

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工賃の仕組みと全国平均との比較

B型の基本報酬は「平均工賃月額に応じて決まる」仕組みです(工賃連動型・8段階設定)。工賃が高い事業所ほど報酬単価も上がる好循環があるため、工賃を上げると給付費も増えるという構造を理解した上で運営することが重要です。

全国平均工賃(参考)月額
令和5年度(最新)23,053円
平成30年度16,118円

ONEPETは物販・サロン・受託トリミングなど複数の収益経路があるため、工賃原資の多様化が図れます。「給付費の入金はサービス提供の約45日後」というB型の資金サイクルを物販・サロン収益が補う仕組みも、開業初期の資金繰りにプラスに働きます。

動画カリキュラム110本の内訳

ONEPETの仕事を支えるのが、自社制作の動画カリキュラム計110本です。「まず仕事があり、その仕事をより深くうまくこなすための成長支援」という設計思想のもとに作られており、FC加盟者はすべてそのまま活用できます。

ONEPETのトリミングカリキュラムで犬のカットを学ぶ利用者
トリミングコース 56本
  • 犬の扱い方(オス・メス・幼犬・高齢犬)
  • 道具の使い方(各シザー・クリッパー・鉗子)
  • ケア全般(ブラッシング・耳掃除・肛門腺・ドライング)
  • 犬種別カット(ダックス・プードル・柴・チワワ他)
トレーナーコース 54本
  • 基礎(トリーツ・触り方・リード操作)
  • コマンド(シット・ふせ・待て・呼び戻し)
  • トリック(ロール・ツイスト・ハイファイブ他)
  • 生活ケア(ドライヤー慣れ・歯磨き・クレート)

動画はONEPET直営施設での実践をもとに制作されており、段階的に「できること」が増える構成です。利用者が「わかった・うまくなった」という実感を積み重ねることが、通所継続と工賃向上の両方を後押しします。

利用者が目指せる資格

仕事を通じたスキル習得の証として、ONEPETでは独自の認定資格を授与しています。

  • OP認定トリマー:トリミングコース修了・実技評価クリアした利用者に授与
  • OP認定トレーナー:トレーナーコース修了・実技評価クリアした利用者に授与

さらに希望者は、JKC(ジャパンケネルクラブ)のトリマーライセンスC級・ドッグトレーナー資格の取得を目指せるようサポートを受けられます(「JKC認可」ではなく、資格取得を目指す支援の提供です)。犬猫のトリミング・トレーニングに国家資格はなく、JKCは業界で最も認知度の高い民間資格です。資格取得が利用者の自信を高め、工賃向上・報酬底上げにも連動します。

一日の流れ(モデルケース)

実際の運営では利用者のコンディションや得意分野に合わせてシフトを組みます。以下は標準的な一日のスケジュール例です。

時間活動内容
10:00朝礼・保護犬猫のお世話
11:00カフェ・グッズ販売での接客実習
12:00〜13:00お昼休憩
13:00座学学習
14:00実技学習
15:00保護犬猫のお世話
16:00終礼

マッチングサロン(ペットカフェ)を開いている日は、来場した里親希望者への対応も利用者の重要な仕事です。「動物を通じて社会とつながる」体験が自己肯定感の向上と就労継続を支えます。

保護犬猫の「譲渡」まで——利用者が関わる実務の流れ

ONEPETの仕事で特徴的なのが、保護犬猫を新しい家族につなぐ「譲渡」の実務です。利用者はふれあいカフェでの接客から譲渡のサポートまで、一連の流れに関わります。譲渡は動物の福祉を守るため、段階を踏んで慎重に進めます。

  1. ふれあいカフェに3回来店…譲渡希望者にはまず「譲渡カード」をお渡しし、来店ごとにスタンプを押します。3回通っていただくことで、犬猫との相性をじっくり確認します。
  2. 書類審査…飼育環境や家族構成などを確認し、最後まで責任を持って飼えるかを見極めます。
  3. 環境(物件)確認…実際の住まいが犬猫の飼育に適しているかを確認します。
  4. トライアル…正式譲渡の前に一定期間いっしょに暮らし、双方の相性を最終確認します。
  5. 正式譲渡…問題がなければ正式に新しい家族へ。利用者にとっては「自分が関わった命が幸せになる」大きな成功体験になります。

トリミングは、お客様の犬を10時半〜15時半の時間帯で実技として担当し、接客・清掃・犬の管理までを経験します。トレーニングは犬が集中を保てるよう30〜45分の短時間に分けて反復します。カフェでは接客やレジ、呼び込みを通じて対人スキルを磨きます。いずれも「本物の仕事」を通じて社会とつながる設計です。

FC加盟者から見た仕事内容の3つの評価ポイント

FC加盟を検討する際、「利用者の仕事内容」を事業主視点で評価するポイントを整理します。

1. 工賃原資が複数あるか

給付費(公費)は安定した収入ですが、工賃の源泉はあくまで事業所の生産活動収益です。ONEPETは物販・サロン・受託トリミングなど複数の収益経路があるため、一般的なB型より工賃水準を引き上げやすい構造です。

2. 仕事が利用者の成長と定着につながるか

単純作業の繰り返しだと利用者の定着に課題が生じます。ONEPETの110本カリキュラムは「できることが増える」体験を段階的に設計しており、成長実感が通所継続のモチベーションになります。

3. 物件・スペースとのマッチング

動物を扱うため30坪以上の事務室・指導訓練室・相談室が必要です。駐車場・周辺環境(住宅密集地は騒音・アレルギー対応が必要)も含め、物件選定が事業品質に直結します。本部が物件選定から内装・機材の手配までサポートするかどうかを確認しましょう。

稼働率と収益の考え方

ONEPETの収益は「報酬単価×利用日数×加算」が基本で、定員に対する稼働率が上がるほど段階的に伸びていきます。具体的な金額はエリアの報酬単価・定員・加算の取得状況によって変わるため、ここでは目安の数字は示していません。稼働率別の収益シミュレーションは、個別に資料でご案内しています。

ポイントは、通常FCの場合、定員稼働率50%に達するまでロイヤリティが無料なこと。立ち上げ期の負担を軽減できる仕組みは、初めて福祉事業に参入するオーナーにとって大きな安心材料です。

開業から安定運営まで本部が支援する体制

「仕事の設計はできている、あとは人を集めて動かすだけ」という状態で開業できるのがONEPET FCの強みです。本部サポートの内訳をまとめます。

ONEPET 保護犬猫シェルターで日常ケアを行う利用者
  • 集客:ポータルサイト・HP・LP作成・Web広告(定員満員まで広告費全額本部負担)・SNS運用・営業同行
  • 人材:求人原稿作成・面接支援・人事評価システム提供
  • 研修:5日間開業前研修+障がい福祉基礎・B型基礎・ONEPET専門研修・直営OJT
  • 運営:臨店指導・チャット相談・ZOOM相談で日常の疑問を解消

障がい福祉サービスを10年以上運営してきた実績に裏付けられたサポートが、未経験の加盟者を支えます。仕事内容の設計・カリキュラム・集客まで本部が整備しているため、オーナーは「利用者と向き合う現場運営」に集中できます。

まとめ:ONEPETが選ばれる3つの理由

ONEPETの仕事内容を総括すると、次の3点が際立ちます。

  • 仕事の中身が明確:引き取り・トリミング・トレーニング・マッチング・物販の5工程が工賃の源泉であり、利用者が「動物のプロとして働く」感覚を持てる
  • 成長の仕組みがある:110本カリキュラム+独自資格+JKC資格支援で「できることが増える」体験を継続提供
  • 社会的インパクトが見える:保護犬猫の命を繋ぎながら障がいのある方の就労を支援する「二重の社会貢献」が利用者・スタッフ・地域の共感を生む

FC加盟を検討する際は、仕事内容・収益モデル・本部サポートを総合的に評価した上で、無料のFC資料請求またはオンライン説明会でより詳しい情報をご確認ください。

▶ FC開業をお考えの方へ:就労継続支援B型フランチャイズの全体像は就労支援フランチャイズとは?開業費用・収益・本部選びの完全ガイドもあわせてご覧ください。

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この記事の監修者
市村 均弥(いちむら きんや)
株式会社ワンライフ 代表取締役

「障がいのカタチを変える」を掲げ、障がい福祉のフランチャイズを全国に展開。福祉と多様な産業(保護犬・保護猫、eスポーツ、農業など)を掛け合わせた事業モデルで、障がいのある方の“働く選択肢”を広げている。

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